2016年5月22日日曜日

Cannondale Trail7-26 #14 ブレーキエア抜き

今回は、ちょっとしたメンテナンス記録です。

ハイドロ(油圧)ブレーキがルースになってきたのでエア抜きをします。

まずは、キャリパーを外しましょう。アーレンキーで2本のボルトを外します。
細かいパーツは紛失させないために、トレーがあると便利です。















パットを外しパーツクリーナーで洗浄しておきます。
ホームセンターで400円くらいで購入できるので、あると便利ですので常備しておきましょう。















次にパットを外したキャリパーの隙間に、写真のような黄色いガイドを差込ます。
こうすることで、レバーを握ってもキャリパー内のポットが飛び出すことを防げます。
何回か握ると外れてしまうので、シャフトを通して固定させておく方がいいでしょう。















次にキャリパーのオイルキャップを外し、チューブを通します。















一方、ブレーキレバーには、シマノのブリーディングキットにある漏斗をとりつけ、
ブレーキオイルを底が隠れるくらい入れておきます。















栓を抜き、底の穴がオイルで満たされていることを確認します。
ここで、ブレーキレバーを握ってみます。泡がプクッとでてきます。















次にレバーを握った状態で固定します。
マジックテープバンドがあると、1人作業には便利です。















キャリパーのオイルネジを7mmのメガネレンチで一瞬だけ緩めます。
目安としては、オイルが1cmも上がってくれば十分です。直ぐに閉め戻します。
シュワっと泡が出てくるのが確認できます。















あとは、ブレーキレバーを何回か強く握れば、漏斗の中からプクプクと泡が出てきます。
ブレーキホースをゆすったり、レバーの水平を変えたりするとエアを搾りだせます。
これでエア抜き作業は終わりです。

次は、キャリパーを元に戻していきましょう。
キャリパーのガイドを外し、パッドを元に戻します。
キャリパーを台座に戻し、仮止めしたら、ブレーキレバーを握った状態で固定して
ボルトを本締めします。















こうすることで、左右適正な位置に固定できると思います。
正しいやり方かわかりませんが、微調整がいらないので、いつもこうしています。















オイルが付いていると変色の原因になるので、パーツクリーナーで洗浄しておきます。
漏斗に残ったオイルも、もったいないので、ボトルに戻して再利用します。















慣れれば、10分くらいで、道具もこれくらいあればできるので、
試してみてはいかがでしょうか。ご本人の責任でお願いします。