2016年7月24日日曜日

Cannondale Trail7-26 #17 チューブレス化

チューブレス化に挑戦しました。

来週からの2連戦に向け、レース中のパンクのリスクと、さらなる軽量化のため、
チューブレス化に初挑戦してみました。

ホイールはチューブレス仕様であったため、TLRタイヤとの組み合わせでは、
理論的には、シーランとは必要がなさそうですが、
SchwalbeのTLRの説明が良く分からなかったので、念のため使用することにしました。

近所のショップでメジャーなNOTUBESの2オンス(60ml)使いきりタイプ
1本400円を2本購入してきました。


















本当は、CaffeLatexという製品が欲しかったのですが、
次のレースに間に合わないので諦めました。




















作業手順は以下のとおりですが、
結論からいうと、非常に苦労しましたが、コツが分かると意外と簡単でした。
実際、前輪は試行錯誤で1時間と筋肉痛。
これに対し、2本目の後輪はコツが分かったので10分で終わりました。

ということで、レポートは、効率の良かった2本目の作業内容になります。

まず、現在使用中のホイールの片側だけ、ビートを落とし、
中のチューブを引き抜きます。
反対側は外れないように慎重に作業してください。
ここにチューブレスホイール用のバルブ(シマノ純正)を取り付けます。
Oリングがあるので、外側からバルブ取り付けネジで挟むようにします。















ホイールを壁に立てかけます。タイヤを上部からリムの内側に入れ込み、
下部で少し残しておきます。そして残した隙間から、シーラントを注ぎ込みます。
60mlを全て注ぎ、最後にタイヤを全てリム内側に入れ、密封します。















シーラントが全てに行き渡るように、タイヤを回転させます。
次にちょっとだけ、待ちます。2分くらいでいいです。
試しに空気を入れてもいいですが、ビートが落ちているので、
まったく空気が入りません。疲れるだけです。
洗剤を使う方法もありますが、水がタイヤの中に入るので最後の手段にとっておきます。

ここからが、ポイントになります。

空気の力だけでビート上げをするには、それこそ根性が必要です。
試行錯誤して、たどり着いた方法が、手でビートを上げてしまう方法です。
2分くらい経つとシーラントがベタベタしてきます。
ここでタイヤを上からつぶして、リムから外側斜め上方向にタイヤを引っ張り上げます。
ビートが溝に入っていく感触があるので、この方法で全周、ビートを引っ掛けていきます。
















次に、ポンプを用意します。普通のポンプでいいです。
タイヤをつぶしながらポンプで空気を送ってやると、タイヤが膨らみはじめます。
いくらやってもビートがあがらなかったのがウソのようです。
ここから一気に3気圧くらいまで上げると、バンバンと音を立ててタイヤがビートに入っていきます。

後は、タイヤをくるくる回転させシーラントが行き渡るようにすれば完了です。















タイヤの重さを計量したところ、前輪で60g、後輪で55gの軽量化ができました。
もともとMAXXIS UltraLightチューブが125gと軽量なので、
それほど効果はでていませんが、パンクのリスクが減るメリットが大きいです。

最後に車体の重量を計量しました。
10.12kgとなりました。あと120gで念願の9kg台ですね。

さて来週はレースです。頑張ってもらえるのかしら。


Remove Parts
MAXXIS Ultra Light (125g*2)

Install Parts
NoTubes 2oz(60g*2)   -810yen

現在: 10.122Kg
今回の支出: 17,261円
累計: 344,798円
実装: 251,808円


2016年7月17日日曜日

Cannondale RZ ONE TWENTY 2 #6 フロントディレーラー交換

フロントディレーラーを交換します。

RZ120は、ダブルサスのため、ダウンスウィングのフロントディレーラーが必要でした。
そのため、以前、XTにコンポを入れ替えた際に、
ストックのトップスウィングのパーツが使用できず、
そのまま、オリジナルのDEORE FD-M611を使い続けていました。

今年、XTが11速化したため、遅かれ早かれ、
10速のXTは在庫のみになってしまうことが気がかりでした。

夏のシーズン前に、物欲が上がってきたので、
ダウンスウィングのXT FD-M781-ABと、
チェーン(HG95 SIL 10)を、いつものCRCでポチってしまいました。

こちらが元々付いていたFD-M611です。
ほんと若干ですが、操作性がルースな気がします。















こちらが、インストールするXT FD-M781-ABです。重さは152g。
DEOREと、ほとんど重さの差はありませんでしたが、XTの文字がいいですね。
ワイヤーの引き方向はトッププルになります。















今回、シフトケーブルもあわせて交換しています。
FDからケーブル固定ボルトを外し、シフターをローギアにし、
ケーブル交換用のネジを外せば、ケーブルを抜くことができます。




















次は、FDを外すために、チェーンカッターを使ってチェーンを切ります。
FDだけは、チェーンを切らずに取り付けできないと思っています。

アーレンキーを使って、FDを取り外します。
FDの固定ボルト1本で固定されているので簡単に取り外すことができると思います。















新しいFDは、ガイドのシールが付いているので、クランクとの隙間を確認しながら、適切な位置にあわせ、ボルトで固定します。

チェーンは、いったんRDを通さず、フロントアウター、リアローで最大長にあわせ、
写真の様に、リンク2個のところで切ります。















長さを合わせたチェーンをRD,FDに通し両端をつなぎます。
チェーンをつなぐ時に作業がしやすいように専用の工具もありますが、
写真のようにハンガーを適当な長さにカットして代用しています。
うまく工夫しながら作業するのも面白いところですね。















あとは、チェーンカッターでピンを入れ、出っ張りをペンチで折れば
チェーンの取り付けは、完了です。















FDのローとハイのポジションを調整ネジがあるので、プラスドライバーで調整し、
ケーブルをローの位置でたるまないところで、固定します。
あとは、シフター側の調整ネジで変速具合を微調整すれば、完了です。

なお、ダブルサスペンションバイクなので、
人が乗っていない状態で、FDにチェーンがあたるぐらいがちょうど良く、
乗ると後輪が上がる(BBは下がる)ので、FDとの干渉はなくなります。















XTに変更してみて、若干シフトの感触は良くなりましたが、
今回は、そのうち買えなくなってしまう不安が解消できた方が
大きかったかもしれません。

Remove Parts
Shimano DEORE FD-M611-B (155g) 

KCM X10 (280g) 

Install Parts
Shimano XT FD-M781-AB (152g) -2,795yen

Shimano XT HG95 SIL 10 (273g) -2,009yen

現在: 12.600kg
今回の支出: 4,804円
累計: 23,2085円

Cannondale RZ ONE TWENTY 2 #5 タイヤ交換

夏のシーズンに向けて、タイヤとチューブを交換することにしました。

現在、使用中のMAXXIS Monorailは、3年も経ち古くなったので交換を考えていました。
また、Wireタイヤだったので、重さが530gあるのも気になっていました。

前回、Trail7 26インチ号でSchwalbe Thunder Burtが、なかなか良かったので、
RZ120にも投入することにしました。















26インチ号のTunder BurtはTLR(Tubeless Ready)でしたが、
ホイールがチューブレス対応でないので、今回はLS(LiteSkin)を選びました。




Schwalbeの日本のカタログを見ると、LSの設定がないので、
海外通販でのみ入手できる様です。
ちなみに日本の定価ですと1本あたり10,584円になりますが、
ポンド安の影響があってCRCで4,326円で購入できました。

カタログ上の重さは、395gです。
実測してみましたが、376gと387gでしたので
期待以上に軽いタイヤが手に入れることができました。















また、合わせてチューブも交換します。
軽量と言えば、MAXXIS UltraLightで、Amazonなんかで購入することができます。
されどチューブですが、既成に比べ1本あたり65gも軽量化できます。
















今回は、タイヤ、チューブ2本の交換で、合計427gの軽量化ができました。
素直に、自転車が軽くなった実感が持てます。
















トレイルを走りましたが、トラクションのコントロール(押し付けるような)が
容易になったような気がします。

皆さんも変えてみてはいかがでしょうか?















Remove Parts
MAXXIS Monorail wire tyre (530g) 

MAXXIS Monorail wire tyre (530g) 
Kenda tube (190g) *2

Install Parts
Schwalbe Thunder Burt Evolution PaceStar Cross (376g) -4,326yen

Schwalbe Thunder Burt Evolution PaceStar Cross (387g) -4,326yen
MAXXIS Ultra Light (125g) -1,296yen*2
 

現在: 12.810kg
今回の支出: 11,244円
累計: 227,281円

2016年7月12日火曜日

ドライブトレインの組み替え #2

前回のレポートに続き、ドライブトレインの取り付けについてまとめてみます。

まずは、ホローテック2 (HOLLOWTECH) の取り付けからです。
取り外したBBは、鉄の塊というか、本当に重いやつで、それだけで370gあります。
それに対して、軽いホローテックは、魅力的なアップグレードパーツです。
中空のクランク越しに向こう側が見えるのも軽量化の演出ですね。

取り付けも簡単で、左右を間違えずにプリントされている締め方向に、
専用工具を使って、わりとキツメに締めてあげるだけです。















次はクランクの取り付けになります。
最近の流行にあわせ、フロントダブルにしました。ShimanoのXT FC-M785をあわせます。
クランク長は、ライダーの身長にあわせ175mmとし、歯数は在庫の関係で、
38-24Tの一番小さいコンビネーションとなりました。
取り付けは、右側のチェーンリングがある本体をホローテックに通し、
プラスチックハンマーで布をあてて最後まで押し込みます。
左側のクランクを差込み、つめをあわせ2本のボルトを締めれば完了です。















リアディルーラーは、ボルト1本で締めればOKです。
リアディルーラーは、SLX RD-M675のSGSとなりました。
カセットの歯数が11-34Tのため、トータルキャパシティー((38-24)+(34-11)=37)が
37でしたので少し長めのSGSとなりました(36以下であればGS)。















フロントディルーラーの取り付けは、ガイドシールがあるので
正しい位置に調整し、ボルト1本で固定します。
今回は、ダウンスウィング式を選びました。ケーブルルートはトッププルです。
個人的にはトップスウィングが好きですが、TREKのオリジナルの形状を尊重しました。















シフターを取り付けます。
フロントシフトは、2モードで2速と3速に切り替えるレバーがあるので2速に設定します。
ワイヤを通す前に、潤滑油(5-56)をシュットかけるのが、お約束です。
ワイヤのカットは写真のようにマスキングテープを張っておき、
カットした衝撃で寄り線がほぐれてしまうのを防ぐとよいでしょう。















カセットは、SLX HG81 10速です。歯数は11-34Tになります。
工具(TL-LR15)でロックリンクを締めれば取り付け完了です。















チェーンの取り付けです。
長さは、ディレーラーを通さず、フロントトップ、リアローにあわせ最大長にします。
このとき、リンクが2つあまると所でカットします。
チェーンの文字が外側になるように向きを合わせ、ディレーラーを通し
チェーンをピンでつなげば完了です。















シフターの調整を行います。、
ワイヤーをフロントはロー側、リアはトップ側でワイヤのたるみのない位置で仮止めし、
ストローク調整では、アジャストボルトを適切な位置になるまであわせます。
後は、シフターの調整ネジで微調整すれば、だいたい合わすことができるでしょう。
何回かやっているうちに簡単にできるようになると思います。

最後に、ブレーキレバーとグリップとペダルを元に戻せば完成です。
















以上、簡単にまとめてしまいましたが、2時間くらいの大仕事となりました。
重さは、13.95kgで、590gの減量となりました。

Install Parts
Shimano XT FC-M785  38\24T 175 (805g) -13,217yen
Shimano XT HG95  (285g) -2,142yen
Shimano XT FD-M786 TopPull (143g) -2,570yen

Shimano SLX RD-M675 SGS (310g) -3,979yen
Shimano SLX SL-M670 (298g) -4,891yen
Shimano SLX CS-HG81 11-34 (343g) -2,448yen


2016年7月10日日曜日

ドライブトレインの組み替え #1

雨上がりの休日の午後、
知人からドライブトレインの一新を頼まれていたので、作業日となりました。
自転車は、TREK X-Caliber4 29erです。
これにXTをベースとしたコンポに組み替えます。

イギリスのEU離脱表明を発端とするポンド安の影響で、
海外通販は久しぶりに祭りのような状況です。
ShimanoのXTクランク(FC-M785)が、いまなら13,217円で購入できます。
予算と相談しながらXTとSLXをまぜて、1式3万円でMERLINに発注していました。

X-Caliber4 29erの現在の状態です。総重量は、14.54kgになります。
チェーンホイールは、M131の3段で1058gもある重量級です。















どんどん外していきましょう。まずは、ペダルを外します。
右側が逆ネジになっているので気をつけてください。
これらは、問題なく外れるでしょう。




















チェーンカッターを使ってチェーンを外します。
よく見ると接合ピンがあるので、それを外すようにします。
再利用の場合を考慮し、ピンの接合数は、減らしておきます。















フロントディルーラーを外します。
ボルト1本で付いているので簡単に外すことができます。




















リアディルーラーも外します。
こちらも、ボルト1本で固定されているので、簡単に外すことができます。


次はいよいよ、チェーンホイールを外します。
まずは、左側のペダルのクランクフィキシングボルトをアーレンキーを使って外します。
正ネジなので半時計周りになります。















ペダルは、BBに圧入されているため専用の工具(コッタレス)を使って外します。
コッタレス(TL-FC10)は、街のちょっとした自転車屋さんであれば購入できます。
コッタレスをペダルに装着し、
押し出しボルトをレンチを使ってねじ込むとペダルがBBから外すことができます。
















右側のペダルも同様に、コッタレスを使って外します。















さて、ここまでは、比較的難易度も低く、簡単にできてしまうと思いますが、
次はBBの取り外しになります。
先にBBの左側のアダプタを外します。















いったんクリーナーを使って洗浄し、砂などを取り除きます。
ボトムブラケット取り付け工具(TL-UN74-S)を用意し差込ます。















お奨めは、写真のようにワッシャーとクランクフィキシングボルトを使って、
TL-UN74-Sが外れないようにし、レンチを固定すると良いです。















緩める方向は、正ねじなので反時計周りです。ただし、相当の力が必要です。
お奨めはしませんが、レンチに乗って体重をかけてインパクトをかけます。
いったん回れば後は大丈夫でしょう。アダプタは中からでてくる様に外すことができます。















さて、問題の右側になります。
左側の同様の手順で、ワッシャーとクランクフィキシングボルトを使って、
TL-UN74-Sを固定します。逆ネジなので時計回りで外せます。注意してください。
今回もそうでしたが、どうしても回らないときは、潤滑油をしみこませて
30分くらしてから試してみるのもよいでしょう。
今回も、レンチの上にのり体重をかけたところ、なんとか回すことができました。















BBを取り出し、クリーナーを使って清掃しておきます。















今回の変更は、リアが9速から10速、フロントが3速から2速になるため
シフターの交換も必要です。SLXになりますが、SL-M670を用意しました。
既存のシフターを取り外しておきましょう。















最後にスプロケットをホイルから外します。
TL-LR15を差込、スプロケット固定工具を使ってロックリンクを外します。
ロックリンクが外れれば、スプロケットを外すことができます。















ここまで、外したコンポになります。
次回は取り付けについてレポートしたいと思います。















Remove Parts
Shimano FC M131

Shimano ALIVIO SL-M430 (310g) 
Shimano ALIVIO RD-M430 (282g) 
Shimano ALTUS FD-M191 (195g)
Shimano ALIVIO CN-HG53 (223g)
Shimano ALIVIO CS-HG50-9 (440g)