2017年11月11日土曜日

Cannondale RZ ONE TWENTY 2 #10 ヘッドパーツ備忘録

今回はキャノンデールのヘッドパーツの規格の話です。

前回、RZ120のサスペンションを交換した際に、
純正パーツ(KP205)を取り寄せ、なんとか取り付けできたのですが、
労して学ぶことが多かったので、
そこに至るまでの経緯を備忘録として残しておきます。

RZ120は、アッパーもボトムも52.10mmのIntegratedとなっています。
おそらくレフティーを取り付けるための規格だと思います。
そのため、1.5から1 1/8のテイパードサスペンションに交換する場合、
ヘッドパーツを変更する必要があります。
しかしながら、52.10mmのヘッドパーツは種類も少なく、
特にアッパーが52.10mmのヘッドパーツは、見つけることができませんでした。














そこで、CANE CREEKのZS49とIS52 CONVERSION BOTTOMの組み合わせで
なんとかなるのではないかと考え、さっそく取り寄せてみました。
アッパーにIS52のヘッドパーツをいれ、1 1/2から1 1/8に変換し、
トップをZS49のパーツで蓋をするアイデアです。
ZS49のトップカバーについているコンプレッションリングがIS52にあう算段です。
















結果としては、ご覧のとおりです。隙間が開いてしまい使い物になりませんでした。
CANE CREEKの製品は、互換性が優れているので期待をしていたのですが、
今回はうまくいきませんでした。















結局のところ、入手が困難ですが、純正パーツ(KP205)がいちばんフィットしています。














ネットでいろいろ、サイズとキャノンデールの互換について調べたので記録しておきます。
ご参考にしてください。

  Cannondale Lefty Fork Cannondale Headshok Fork 1 1/8" Straight Steerer Fork 1 1/8" to 1.5" Tapered Steerer Fork 1.5" Straight Steerer Fork
1 1/8" Standard Head Tube Cannondale KH075 Conversion Kit + Standard Headset No Fit Possible Standard 1 1/8" Headset No Fit Possible No Fit Possible
Standard 1.5" Head Tube Cannondale KH075 Conversion Kit + 1.5" Reducer Headset No Fit Possible Cannondale HD232 or FSA Orbit Z Reducer Headset Cane Creek Forty 1.5" Straight Frame to Tapered Fork Cannondale KP191 or FSA Big Fat Pig 1.5
Cannondale Headshok 1.5" Head Tube Cannondale QHDST/EBO + Lefty Stem/Steerer of your choice Cannondale QHDST/EBO Cannondale HD232 or FSA Orbit Z Reducer Headset Cane Creek Forty 1.5" Straight Frame to Tapered Fork Cannondale KP191 or FSA Big Fat Pig 1.5
Cannondale SI Integrated Head Tube (Standard Height) Cannondale HD169 Bearings + Steerer of your choice Cannondale HD169 Bearings + Upper Bearing Seal Cannondale KP058 Reducer Headset Cannondale KP205 Cannondale KP119
Cannondale SI Integrated Head Tube (Tall Height) Cannondale HD169 Bearings + Tall Lefty Steerer w/ Tall Fork Clamp Spacing No Fit Possible Cannondale KP058 Reducer Headset Cannondale KP205 Cannondale KP119
1 1/8" to 1.5" Tapered Head Tube Cannondale KH106 Conversion + Standard Headset No Fit Possible Gravity DX Headset - No Fit Possible
Cannondale Claymore Frame No Fit Possible No Fit Possible No Fit Possible Cannondale KP204 Headset Cannondale KP202 Headset


Install Parts
Cane Creek FORTY ZeroStack ZS49 Top -4,069円
Cane Creek FORTY Integrated IS52 CONVERSION BOTTOM -2,906円

今回の支出: 6,975円

2017年11月4日土曜日

Cannondale SUPERSIX EVO 105 #8 ボディーシャンプー

昨日のスターライトクロスの会場で、自転車のシャンプーを購入したので使ってみました。

SUPERSIX EVOは、マット塗装のため、普通のボディーシャンプーで洗車すると
徐々にテカってきてしまい、せっかくマット塗装の風味が失われてしまいます。
そのため、水洗いしかできず、ピッチやら油汚れなどを落とせませんでした。

今回購入したのは、Muc-offのアルカリ系クリーナーです。














まず、水洗いで全体の汚れを落としてから、
Muc-Offクリーナーを吹き付けます。
3分から5分くらい放置すると、汚れが浮き上がってくるので、
スポンジでかるくブラッシングします。














最後は、水でよく汚れを落とし、ウエスで水をやさしくふき取れば完了です。














これは、なかなか、優れものです。
油汚れも、くすみも取れ、マット塗装の風合いも損なわれず。














必需品になりそうです。

Install Parts
Muc-Off マックオフ NanoTech Bike Cleaner 1L   -1,200円(店頭販売)

今回の支出: 1,200円

Cannondale RZ ONE TWENTY 2 #9 リモートロック調整

サスペンションを交換したところ、ロックアウト機能の問題が発生しました。

本来であれば、プッシュロックレバー(Poploc lever)を購入して
ロックと開放をコントロールするわけですが、
別売りで買うとなると7,000円くらいします。












ほとんどロックすることもないので、
開放した状態で使うことを想定していました。

調整ノブを見て驚いたのは、ノブがロックの状態でデフォルトになっています。
開放にしても固定しない限り、バネでロックの位置に戻ってしまいます。














Rockshox Rebaのデュアルエアの時は、開放位置がデフォルトでしたので
気にしていなかったのですが、Rebaソロエアになってからは、逆になってます。














用意したのは、ケーブルキャップ、ブレーキケーブルとオーバルスリープです。
オーバルスリープは2.0mmのもので、1個22円で買ってきました。














ノブに固定し、開放位置まで引っ張って、オーバルスリープでかしめます。














見た目が良くないので、米式バルブキャップをかぶせてあげれば完成です。














これで、サスペンションが開放状態になりましたので、問題が解決しました。
ケーブルアジャスターに置き換えると、
ロックの切り替えができるようになるかもしれませんね。


2017年11月3日金曜日

Cannondale RZ ONE TWENTY 2 #8 サスペンションフォーク交換

2013年の12月に購入し、4年が経ちました。
今回は、フロントサスペンションを交換する話になります。

別のMTB用に買っていたRockShoxRebaRLのストックがありました。
今年の7月に新品で20,239円で海外通販系で売り出されてまして、
激安すぎて2本買おうと思ったくらいで、速攻でポチった記憶があります。














このRZ120は、26インチで120mmのサスペンショントラベルですが、
27.5インチ100mmとちょうど同じ高さになり、ジオメトリの変化がないことに
気がつきました。もちろん120mmのトラベルは100mmになってしまいますが。

それと、オリジナルのX-FUSION Velvet RLは、1785gで
RockShoxRebaRLの1530gに比べると255g重かったという理由もあります。
また、何よりもホワイトのフォークになるので見た目もよろしいです。














今回の作業の最難関はヘッドパーツ探しになります。
RockShoxRebaRLのコラムが、1.5-1 1/8のテーパードに対し、
RZ120は、1.5(ワンポイントファイブ)です。
このサイズは、Si Head Tubeの伝統規格なんですよね。
下ワンはいいとして、上ワンをサイズコンバートしないといけないです。

このコンバート可能なヘッドセット探しの話は、次回投稿しますが、
52.10mmのヘッドで、1 1/8へ変換するものは、
キャノンデール純正のKP205しかなく、
イギリスのニューキャッスル近郊の自転車屋さんで在庫を見つけました。

とはいえ、わざわざ行かなくても
インターネット時代ですし、注文から5日で手元に郵送されてきました。














インストール作業は以下のように進めます。

まずは、現在ついているX-FUSION Velvet RLを外します。














むき出しになった上ワンのインテグレーテッドタイプのヘッドパーツを
ヘッドワンポンチを使って、ハンマーでスカーンとたたけば簡単に外れます。
1 1/8用でしたが、1.5でも問題なく使用できました。














いったん、クリーナーで綺麗にし、シリコングリスを塗って
新しいヘッドパーツを組み込みます。














カップの圧入は、かるく表面をプラスチックハンマーでたたいて平らにしてから
お手製のコンプレッサーで隙間がなくなるまで、締め付ければ問題なく
取り付けができます。














52.10mmのカップを入れて、カップに 1 1/8用のヘッドパーツを入れるような構造です。














フォークのクラウンリースを取り付けます。
これも300円くらいで塩ビのパイプを買ってきて
クラウンリースにグリスをつけて、上からハンマーで塩ビパイプをたたけば
圧入できます。














一度、仮組をしてコラムの長さを決めます。
今回、ステムは、SuperSixEvoからの流用でキャノンデール純正のC3を使用します。
高さは3cmですが、MTB系だと4cm位が主流なので
将来交換する可能性もあるので1cmは余裕を残しておきます。
また、ステムとヘッドパーツの間は、
トールタイプのスペーサーと1cmのスペーサーを入れました。














コラム長が決まったので、いったんばらし、パイプカッターでコラムの長さを調整します。
この時、スターナットをコラムの中に圧入します。
これも、お手製の装置になりますが、スターナットと同じ径のネジシャフトを
下からスターナットに固定してシャフトのネジをしめて
シャフトを下に引くようにひっぱれば、スターナットがコラムの中に入っていきます。














これで準備は、ほとんど終わりです。
あとは、サスペンションをヘッドに通し、ステムで固定し、
ハンドルとブレーキキャリパーを元の位置に戻せば完成です。














今回、Trail7 26インチ号のXTホイールをつけてみましたが、
いっきに1030gも軽量化できました。
総重量は、ペダル込みで11.69kgです。













すばらしい。見栄えです。
先日装着した、Fabricのシートともあっています。
5年目のリフトアップで、ますます輝きが増してしまいました。













Remove Parts
Cannondale Stem C4 1.5" 31.8 (200g) 

X-FUSION Velvet RL (1785g) 

Install Parts
Cannondale Stem C3 6061 Alloy 31.8 6deg (108g) 

Cannondale Head Parts KP205 (100g) -5,249yen
RockShox Reba RL 27.5 9mm Axle Air 100mm (1530g) -20,239yen

現在: 11.690kg
今回の支出: 20,239円
累計: 252,141円

2017年10月28日土曜日

Cannondale RZ ONE TWENTY 2 #7 シート、シートポスト交換

2週連続の週末台風のせいで、
せっかくの自転車シーズンが、予定のキャンセルばかりです。
雨にも負けず、小屋の中で自転車メンテナンスを楽しんでおります。

さて、前回の投稿でFabricのサドル(Scoop)を紹介させていただきましたが、
今回もFabricのサドルの話です。

Fabricのサドルには、体型にあわせていくつかの種類がありまして、
今回は、細い骨格(エクトモーフ134mm)向けのLineという種類を選択しました。
前回紹介したScoopに比べセンターにスリットが入っているのが特徴です。














レール素材がチタンかクロモで迷いましたが、
重さの差がほとんどなかったのでクロモにしています。

価格は、相場をチェックしていて、
瞬間的に値下げしたタイミングで、迷いなくポチりました。

日本で9,000円くらいしますが、キャンペーンを適用させて4,432円は
異常に安かったです。















また、今回は、シートポストも用意しました。
Cannondaleの純正カーボンポストが、新品でヤフオクに出ておりまして
3,054円で落札しました。径のサイズが太目の31.6mmになります。














Fabric Lineの重さは、245g
ボディーカラーにあわせ白をベースにしたサドルです。
表皮はマイクロファイバー製で、
泥がついても水洗いで簡単に掃除できるようなので、大丈夫でしょう。














シートポストは、250mmの短めなこともありますが、重さは219gです。
これは、かなりのお買い得でした。














装着してみました。
なかなかカッコいいですね。
やっぱり白にして良かったです。













雨なので、試乗インプレッションは、また後日ということで。














Remove Parts
Selle ITALIA FLOW Fec BLK (310g) 

Cannondale C3 31.6*350mm (287g) 

Install Parts
Fabric Line Shallow ELITE 134mm (244g) -4,432yen

Cannondale FIRE CARBON 31.6*250mm (219g) -3,054yen

現在: 12.720kg
今回の支出: 7,486円
累計: 223,754円

2017年10月21日土曜日

Cannondale SUPERSIX EVO 105 #7 サドル入替

サイドストーリーが、何やら素敵なサドルに、たどり着きました。
それは、ニック・ラーセンさんが2014年にイギリスで誕生させた
Fabricというブランド製品です。








今回は、このFabricのサドルを購入したので取り付けたいと思います。

ブランド名の由来は、「タッチ&フィール」を表現し、「感触」を大切にしているとのこと。
製品を初めて見たときの、唯一無為の「あ、これ欲しい」に、つながったんだと思います。

Fabricのサドルには、体型にあわせていくつかの種類がありまして、
標準骨格(メソモーフ)向けのScoopという種類を選択しました。

そして、サドルの形状をFLAT(エアロ), SHALLOW(ロングラン),
 RADIUS(アップライト)の中からFLATを選択。






また、素材は、ULTIMATE(フルカーボン)、PRO(レールがカーボン)、
RACE(レールがチタン)、ELITE(レールがクロモ)の中からPROを選択していきます。
最後に、沢山あるカラーの中からブラックホワイトを選択しました。
ということで、まとめると、Fabric Scoop FLAT PRO Black/Whiteとなりました。

ただし、この仕様だと、日本で取り扱いがないので、イギリスの通販系で、
これまで利用したことのないPROBIKEKIDで取り扱いがあったので利用してみました。
1ヵ月くらい価格の変動をウォッチしていたんですが、セールで価格が落ちたので、
10,202円で送料込みで購入しました。日本で買うと20,520円もするので半額でした。















10日間で郵送されてきました。
重さは183gでしたので、カタログスペックより10gも重いので、ちょっと残念。














フラットですが、ちゃんとクッションがあるので押せば沈みます。














取り付けは、カーボンレールとカーボンポストなので、
カーボン用のグリスをちょこっとつけて滑らないようにしました。














素材、形状、色の選択に間違いはなかったです。
全体的に、すごくいい雰囲気に仕上がりになりました。













本日は、あいにくの天気で試乗ができませんでしたので、
試乗インプレッションは、また後日ということで。














Remove Parts
Selle Royal Seta S1 MG Rails (254g)

Install Parts
Fabric Scoop FLAT PRO Black/White (183g)  -10,202円

現在: 7,781g
今回の支出: 10,202円

2017年8月18日金曜日

Cannondale SYNAPSE WOMEN'S TIAGRA #5 FD交換

FDがTIAGRAのままでしたので、105系に交換しました。
SUPERSIX EVOの取り外しパーツになります。














バンドタイプに直付けFDを取り付けるには、アダプターが必要になります。
今回は、BBBのBSP-90(31.8mm)を購入しました。
取り付けてみて分かったのですが、このアダプターは、
ボルト穴が固定されているため、クランプボルト側でしか
高さの調整ができないのが難点でした。














アダプターが必要になるため、
今回の組み合わせでは、バンドタイプに比べ10g重くなってます。














ST-5800(105系11S)とFD-4600(Tiagra系10S)は、互換性ありませんでしたが、
問題もなかったので、利用してきました。
これで、5800シリーズ(105系)に規格が統一できたので、
ひとつ懸念が解消できました。














Remove Parts
Shimano TIAGRA FD-4600-B (104g)

Install Parts
Shimano 105 FD-5800-F (89g)
BBB BSP-90 ShiftFix Front Mech Clamp (25g) -966円

現在: 8,820g
今回の支出: 966円

Cannondale SUPERSIX EVO 105 #6 FD入替

今回は、ずっと交換を保留にしていたフロントディレイラーの話です。

ULTEGRAのFD(FD-6800)に交換して、SUPERSIXのULTEGRA化を完了させます。














少額で、海外通販と国内通販の価格差がなかったので、
Amazonプライムでポチれば、翌朝に届き、
夏休みの暇つぶしとして、作業を楽しめました。

同梱されていたマニュアルは、使い物にならず、
シマノのサイトにあったマニュアルが非常に役に立ちました。
http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-FD0002-05-JPN.pdf

直付けタイプの取り付けには、バックアッププレートを使用するようです。
おそらくサポートボルトで傷が付かないように保護するものと思われます。
手抜きなのか分かりませんが、もとの105にはついていませんでした。



















取り付け角は水平ではなく、少し内側に傾けることは経験的に知っていましたが、
マニュアルにはちゃんと0.5~1.0mm内側になるように調整すると記されており、
今回、正式に確認することができました。














コンバーターのONとOFFを切り替えることができ、
ONにする必要があるかテストする謎のツール(TL-FD68)が同梱されていました。
まったく使い方が分からないツールでしたが、
DLしたマニュアルを読めば、しっかり記されていて、
テストの結果、コンバーターはOFFのままでOKでした。














チェーンは、切ったリンクを取り外し、
代わりにミッシングリンクを入れて、再利用しています。














後は、ワイヤリングをしてロー側とトップ側の隙間を0.5mmで調整して
作業は完了です。

これで105パーツは全てULTEGRAに交換したので、
SUPERSIX EVO 105改め、ULTEGRAを名乗っていいのでしょうかね。















Remove Parts
Shimano 105 FD-5800-F (89g)

Install Parts
Shimano ULTEGRA FD-6800 (88g)  -3,545円

現在: 7,865g
今回の支出: 3,545円