2016年10月29日土曜日

Cannondale Trail7-26 #20 フォークのトラベル変更

先週のレースの時に思い立ちまして、ハンドルの位置を下げることにしました。
今回は、フロントサスペンションフォークのトラベルの変更とステムの変更になります。

RockshoxのReba2012を使用しておりますが、ストロークが120mmになっています。
100mmで注文したのですが、送られてきた物が、
120mmの設定となっていて、そのまま使い続けていました。




















トラベル(ストローク)の調整は、エアーシャフトにスペーサーを追加します。
今回、スペーサー探しから始めましたが、面倒なことに国内では見つかりませんでした。
そこで、パーツカタログ(2016_rockshox_spc_revb_0.pdf)を参考にし、
型番を調べ、アメリカの通販サイトJensonで見つけ、購入することができました。
型番は11.4015.450.000で、価格は$10.99でした。
アメリカから3日で郵送されてきたのには、驚かされました。
これだと国内のビジネスが不安になりますね。安いし、在庫あるし、早い。















作業に必要な道具は以下のとおりです。
・5mmアーレンキー
・10mmディープソケットレンチ
・24mmソケットレンチ
・穴用スナップリングフライヤー
・注射器ポンプ
それと、オイルは15wtのフォークオイルとグリスが必要になります。














①エア抜き
 まずは、エアーを抜きます。














②ロアーレッグのダンパー側のリバウンドダンパーアジャスターを抜きます。
 特に工具は必要なく、ただ引き抜くだけです。
 するとその奥に5mmのエアーナットが見えてくるのでアーレンキーで緩めます。



















③ロアーレッグのエアースプリング側のバルブを10mmディープソケットレンチで緩めます。
 通常のソケットですと、エアバルブが邪魔で入っていかないので
 4cmくらい奥行きがあるディープソケットが必要です。














④24mmソケットレンチをつかって、アッパーチューブのエアー側のトップキャップを外します。
 中にオイルがあるのでこぼす前にトレーなどに捨てておきましょう。














⑤緩めたエアーナットにアーレンキーを差し込んでプラハンでたたきます。
 反対側も緩めたバルブにディープソケットを付けて、プラハンでたたきます。
 するとロアーレッグが抜けるようになるので、ナットとバルブを完全に取り外し、
 ロアーレッグを手でひっぱりスポッと抜きます。
 オイルがこぼれるので注意してください。














⑥アッパーチューブからエアーシャフトを取り外します。
 ここで穴用スナップリングフライヤーが必要になります。
 コツはちょっとシャフトを押すようにしてリングを外すと簡単に外れます。
 リングを外せば、引き抜くことができます。














取り出したエアーシャフトから古くなったグリスを取り除き、
スペーサーを指定の場所に差し込みました。
今回は、120cmを100cmにするので、2cmのスペーサーを1つ入れました。














元に戻していきます。

⑦シャフトにグリスを塗り、15wtのフォークオイルをよく浸し、
 アッパーチューブに差込み、スナップリングを取り付けます。














⑧アッパーチューブ上部から、15wtのサスペンションオイルを5ml注ぎます。
 注射器ポンプがあると便利です。用意しましょう。
 エアースプリングトップキャップを24mmソケットレンチで取り付けます。














⑨アッパーチューブのフォームを15wtのサスペンションオイルで浸し、ダストシールにもグリスを塗ります。
アッパーチューブを水平にし、両側に15wtのサスペンションオイルを5ml入れます。
 














⑩オイルがこぼれないようにロアーレッグを差し込みます。














⑪エアーナットを取り付けリバウンドダンパーアジャスターを差込み、バルブも元に戻します。














⑫最後にポンプを使ってエアーを入れれば完了です。














次はサスペンションの取り付けになります。
DL用の85mmのEASTON Haven AMを使用していましたが、ハンドル位置を下げるため
今回、新たにEASTON EA70 70mm 17度を用意しました。














これを下向きで利用し、ハンドル位置をさらに低くする仕様にしまいた。














結果ですが、ハンドル地上高が98cmから91cmになりました。
ストロークの変更とステムで7cm下げることができました。
上がこれまでの状態で、下の写真が変更後の写真になります。

変更前












変更後












少し自己流もあるので、ご自分で実施する場合はマニュアルを読んでください。
来週からは、シクロクロスレースが始まるので前傾でガンガンまわしてくれることを期待します。

Remove Parts
EASTON Haven AM (151g)

Install Parts
EASTON EA70 Stem 70mm 17Degree(129g)   -6,306yen
ROCKSHOX All-Travel Spacer Kit -1,164yen

現在: 10.120Kg
今回の支出: 7,470円
累計: 357,802円
実装: 261,220円

2016年10月10日月曜日

Cannondale Trail7-26 #19 パーツリスト

Trail7-26のパーツリストになります。
MTBで10kg以下の軽量化はなかなか難しいですね。

Brand Product Category Price Weight
CannondaleTrail7 26-S 2014 ボディー66,5031735g
CaneCreek40 ZS44 ヘッドパーツ5,534107g
RockShoxReba RL Dual Air 100MM フロントフォーク40,7381465g
TIOGACNC シートクランプ31.8 シートポストステイ91819g
Cannondale Rディスクマウント035g
Shimano XTFC-M785 チェーンホイール15,622815g
Shimano XTCS-M771-10 カセット4,695314g
Shimano XTHG95 HGX 10 チェーン2,788275g
Shimano XTFD-M785 Fディレーラー2,874129g
Shimano XT RD-M786/GS Rディレーラー6597258g
Shimano XT SL-M780-B-I Fシフター3,029107g
Shimano XTSL-M780-B-I Rシフター3,029115g
Shimano XTOT-SP41 シフトケーブル071g
Shimano XTBL-M785 ブレーキレバー&ケーブル11,850285g
Shimano XTSM-RT81-M Fディスクローター4,208148g
Shimano XTSM-RT81-S Rディスクローター3,695123g
Shimano XTRSM-MA90 ディスクマウンタ 18093631g
Shimano XTBR-M785 Fブレーキ4,590160g
Shimano XTBR-M785 Rブレーキ4590163g
EastonEA70 XCBar 650 9D ハンドル6,609155g
KNCEva グリップ1,12012g
EastonHaven AM ステム 85mm4,510151g
TIOGASpyder twintail-2 carbon サドル14,537123g
OCTANE ONESEATPOST シートポスト2,456290g
WellgoWPD823 ペダル2,706361g
Shimano XTWH-M785-F Fホイール+QR12,664805g
Shimano XTWH-M785-R Rホイール+QR20,000995g
SchwalbeThunder Burt Evo TL Fタイヤ5,326402g
SchwalbeThunder Burt Evo TL Rタイヤ5,326375g
Notubesシーラント 2oz Fチューブ40560g
Notubesシーラント 2oz Rチューブ40560g
Total 258,260 10144g


2016年10月8日土曜日

Cannondale Trail7-26 #18 ヘッドセット交換

ヘッドセットを交換しました。

Trail7のオリジナルは、TANGEのTerious ZSTE01(122g)ですが、
リテーナータイプ(ベアリングむき出し)の廉価パーツのためカッチリしていないし、
錆が出てきているので、そろそろ交換しようと思っていました。















ヘッドチューブは1-1/8のオーバーサイズ、
ヘッドは、セミインテグラル(ゼロスタック)になります。
ヘッドチューブ内径は、上下ともに44.0mmです。















今回は、Cane Creekの40シリーズZS44と交換します。
ベアリングは密閉式のカートリッジタイプになります。
また、Shortタイプ(8mm)とTallタイプ(15mm)がありますが、
現状に合わせて、Tallタイプにしました。















Cane Creek 40-Series ZS44 ZeroStack Headset
Steerer Tube OD: 1-1/8”
Upper head tube ID: 44.00mm
Lower head tube ID: 44.00mm
Fork crown seat OD: 30.015mm

さっそく、CRCで購入し、一週間ほどで郵送されてきました。

まずは、ヘッドチューブに圧入されているヘッドワンを外します。

サスペンションフォークを外したところ、リテーナーが見事に錆付いていました。















ヘッドワンの取り外しには、ヘッドワンリムーバーという特殊な工具が必要になります。
めったに使いませんが、2000円くらいで売っているので購入することを強く薦めます。
チューブに差込、金槌で3回たたいただけで簡単に外すことができました。
















ちなみに、オーバーホールもするので、全てのパーツを外しています。















次に、サスペンションフォークに圧入してある、クラウンレースを取り外します。
こちらもちょっと特殊な工具が必要でクラウンレースリームーバーがあると便利です。















さて、取り付けですが、圧入は特殊工具がなくても、工夫すれば何とかなります。
ヘッドワンの圧入は、8mmのネジ、ワッシャーとシャフトがあれば何とかなります。
写真のように上下からネジをしめてやれば入っていきます。
ただし、水平になるように気をつけてください。斜めに入ってしまうとチューブが傷みます。
プラスチックハンマーで途中までたたいて入れて、
最後にネジで押し込むのもいいかもしれません。















クラウンレースは、スターナットにシャフトを通して、
塩ビ管を使って上からネジを締めてクラウンレースを圧入することで対応します。
スターナットがすでに入っている場合は、この方法を使うといいかもしれません。















ここまでくれば、あとは、向きを間違えないようにカートリッジを入れ、
サスペンションフォークを取り付ければ完了です。
















使用感ですが、プレッシャーアンカーの取り付け加減だとは思いますが、
ガタ付きがなくなったように感じます。
とはいえ、錆びたパーツをリプレースできたので満足です。


Remove Parts
TANGE SEIKI Terious ZSTE01 (122g)

Install Parts
 Cane Creek 40-Series ZS44(107g)   -5,534yen

現在: 10.140Kg
今回の支出: 5,534円
累計: 350,332円
実装: 258,260円