雨上がりの休日の午後、
知人からドライブトレインの一新を頼まれていたので、作業日となりました。
自転車は、TREK X-Caliber4 29erです。
これにXTをベースとしたコンポに組み替えます。
イギリスのEU離脱表明を発端とするポンド安の影響で、
海外通販は久しぶりに祭りのような状況です。
ShimanoのXTクランク(FC-M785)が、いまなら13,217円で購入できます。
予算と相談しながらXTとSLXをまぜて、1式3万円でMERLINに発注していました。
X-Caliber4 29erの現在の状態です。総重量は、14.54kgになります。
チェーンホイールは、M131の3段で1058gもある重量級です。
どんどん外していきましょう。まずは、ペダルを外します。
右側が逆ネジになっているので気をつけてください。
これらは、問題なく外れるでしょう。
チェーンカッターを使ってチェーンを外します。
よく見ると接合ピンがあるので、それを外すようにします。
再利用の場合を考慮し、ピンの接合数は、減らしておきます。
フロントディルーラーを外します。
ボルト1本で付いているので簡単に外すことができます。
リアディルーラーも外します。
こちらも、ボルト1本で固定されているので、簡単に外すことができます。
次はいよいよ、チェーンホイールを外します。
まずは、左側のペダルのクランクフィキシングボルトをアーレンキーを使って外します。
正ネジなので半時計周りになります。
ペダルは、BBに圧入されているため専用の工具(コッタレス)を使って外します。
コッタレス(TL-FC10)は、街のちょっとした自転車屋さんであれば購入できます。
コッタレスをペダルに装着し、
押し出しボルトをレンチを使ってねじ込むとペダルがBBから外すことができます。
右側のペダルも同様に、コッタレスを使って外します。
さて、ここまでは、比較的難易度も低く、簡単にできてしまうと思いますが、
次はBBの取り外しになります。
先にBBの左側のアダプタを外します。
いったんクリーナーを使って洗浄し、砂などを取り除きます。
ボトムブラケット取り付け工具(TL-UN74-S)を用意し差込ます。
お奨めは、写真のようにワッシャーとクランクフィキシングボルトを使って、
TL-UN74-Sが外れないようにし、レンチを固定すると良いです。
緩める方向は、正ねじなので反時計周りです。ただし、相当の力が必要です。
お奨めはしませんが、レンチに乗って体重をかけてインパクトをかけます。
いったん回れば後は大丈夫でしょう。アダプタは中からでてくる様に外すことができます。
さて、問題の右側になります。
左側の同様の手順で、ワッシャーとクランクフィキシングボルトを使って、
TL-UN74-Sを固定します。逆ネジなので時計回りで外せます。注意してください。
今回もそうでしたが、どうしても回らないときは、潤滑油をしみこませて
30分くらしてから試してみるのもよいでしょう。
今回も、レンチの上にのり体重をかけたところ、なんとか回すことができました。
BBを取り出し、クリーナーを使って清掃しておきます。
今回の変更は、リアが9速から10速、フロントが3速から2速になるため
シフターの交換も必要です。SLXになりますが、SL-M670を用意しました。
既存のシフターを取り外しておきましょう。
最後にスプロケットをホイルから外します。
TL-LR15を差込、スプロケット固定工具を使ってロックリンクを外します。
ロックリンクが外れれば、スプロケットを外すことができます。
ここまで、外したコンポになります。
次回は取り付けについてレポートしたいと思います。
Remove Parts
Shimano FC M131
Shimano ALIVIO SL-M430 (310g)
Shimano ALIVIO RD-M430 (282g)
Shimano ALTUS FD-M191 (195g)
Shimano ALIVIO CN-HG53 (223g)
Shimano ALIVIO CS-HG50-9 (440g)
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